ミミズクと夜の王 - 風来の森日記 -

風来の森日記

本の紹介、自作ゲームの制作日記

 
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ミミズクと夜の王

ミミズクと夜の王
紅玉いづき 著

魔物が住む森に一人の少女がやってきます。
少女の名はミミズク。
額には数字の焼き鏝を押され、手足に鎖をつけています。
彼女が森に来た理由は、魔物の王に食われることでした。


最後はハッピーエンドでしたが、なんとも切ない話でした。

ミミズクが話す言葉は、おかしいというか、ちょっと壊れています。
焼き鏝で番号を押されていたり、鎖がついているとことから、彼女が奴隷として扱われていたことはわかりますが、かなりひどい扱いをうけていたことが伺えます。
そして自分が人間であることを認めたくないほどに、人間を醜いものとしてとらえています。
それだけに、逆に魔物の王を美しいものとして、彼に食われることを望むのかもしれません。

ところが魔物の王は、ミミズクを相手にしません。
自分の居場所にかえるよう、ミミズクに言い放ちますが、もとよりミミズクには自分の居場所などありません。
すっかり魔物の王の美しさに魅了されたミミズクは、森での生活を望みます。

そんなある日、ミミズクは、森に迷い込んだ狩人に、森の抜け方を教えます。
しかしこれが仇となります。
この報告を受けた人間の王は、自らの求心力を高めるために、ミミズクを囚われの少女として、彼女を救出すべく、魔王討伐の兵を挙げます。

ようやく自分の居場所を見つけたミミズクでしたが、人間の手により魔物の王は捕らえられ、
彼女は記憶をなくしたまま、人間としての生活を送るようになります。


話はまだまだ続きます。というかここからが見所です。
人間にも魅力的な人物が何人か登場しますが、なんといっても騎士であり王の友でもある、アン・デュークが一番魅力的です。
やる気があるのかないのかよくわからず、王のために尽くしますが、友として時には王に苦言を呈したりもします。
他にもアン・デュークの妻や王子のクローディアスも良い味をだしています。
途中、グロテスクな描写がなければ、愛と感動の物語として学校図書にもおいてほしいな〜なんて思える本です。
アニメにしてほしい作品です。



テーマ : オススメの本の紹介    ジャンル : 本・雑誌


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