少年たちの密室 - 風来の森日記 -

風来の森日記

本の紹介、自作ゲームの制作日記

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
15
16
17
18
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
08


少年たちの密室

少年たちの密室
古処誠二 著

謎の死をとげた同級生、宮下の葬儀に向かう途中、東海地震が発生。
地震で倒壊したマンションの地下駐車場に、6人の高校生と担任教師が閉じ込められる。
暗闇の中で、宮下の死に深く関わっていると思われる不良、城戸が瓦礫で頭を打たれ死亡。事故か?それとも殺人か?


見事に話が練り上げられていますが、話の組み立て方というか、進行の仕方がちょっと複雑です。
ある意味ねたバレになってしまうのですが、この話は、地下駐車場で起こった事件の犯人が誰か?という話ではなく、その裏に隠れた真実を明らかにするため、後に、ある新聞記者が関係者を訪ねるという流れになっています。
そのため、地下駐車場の事件がなんであるのかを、登場人物たちは知っている前提で話がすすむものの、読み進めなければこちらにはわからないため、思わせぶりな描写に少々イライラしてきます。
いざ事件を振り返る描写に突入すると、その中の優という学生に近い目線で、仮説とそれを覆す事実がテンポよく繰り返されて、いかにも推理小説らしくなっていきます。
やりきれない事件の背景、学校や、社会が抱える問題。かなり重い話になっていきます。そして最後のどんでん返しに突入するわけですが、むしろ最初からここを暴くために記者が検証に乗り出す話なので、主人公が誰なのかいまひとつわかりづらい部分があります。とはいえ、とても面白い小説でした。


テーマ : オススメの本の紹介    ジャンル : 本・雑誌


Comments

Leave a Comment


Body

 
リンク
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ロングニッカズボン ニッカポッカ 73〜100cm
価格:1100円(税込、送料別) (2017/10/27時点)