月下天使 ドールズ - 風来の森日記 -

風来の森日記

本の紹介、自作ゲームの制作日記

 
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月下天使 ドールズ

月下天使 ドールズ
高橋克彦 著

江戸時代の人形職人である目吉が、現代の少女、怜の身に転生し、彼(彼女?)を中心にして、奇妙な事件を解決していくお話ですが、シリーズものとは知らずに読み始めてしまったので、この特殊な設定を把握するのに、えらい苦労しました。
主要な人物も、シリーズ通して共通しているのでしょうが、そのあたりの人間関係も、特に説明がないので、シリーズの最初から読んだほうがいいです。(あたりまえか)

本作品は三つの章からなっており、悪人をターゲットにした連続殺人事件、政治的思想が背景にある事件、そしてオカルト色が強い事件と、それぞれまったく違った事件を扱っていますが、流れとしては続いて、最後の事件で転生の核心部分が見えてくるのですが、もったいないのでこれ以上はいえません。
ホラーでもあり、ミステリ小説でもあり、非科学的な設定に抵抗がなければ、最高に楽しめる一冊です。
本作品では、喫茶店「ドールズ」でアルバイトとしてはらく聖夜という女性が(新キャラかな?)重要な存在で、どの話も彼女の存在なくしては成立しません。
彼女と目吉とが名コンビぶりを発揮する二つ目の事件は、話のまとめ方というか解決策が痛快で、おそらくホラー要素を売りにしているシリーズの中では、ちょっと特異な面白さがあるんじゃないかな〜と思いました。(他読んでないからわかりませんけどね)

宮部みゆきさんの小説でも、「龍は眠る」や「蒲生邸事件」等、超能力を取り入れた傑作ミステリ小説がいくつかあります。超能力という存在を、あくまで控え目に取り入れることで、ちょっと怖い世界観をかもし出しつつも、作品としては本格的なミステリ小説の面白さを持っています。
本作品でも転生とういう非科学的な要素が基盤にあるものの、目から殺人光線を発射して敵を殲滅するような、大きくバランスを崩すものは存在しないため、事件解決までは、毎回ドキドキの連続です。
そしてこれを読むと、絶対に次巻を読まないではいられなくなりますが・・・・もうホントにこれ以上は書けないのが残念。

テーマ : オススメの本の紹介    ジャンル : 本・雑誌


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