ホラー - 風来の森日記 -

風来の森日記

本の紹介、自作ゲームの制作日記

 
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コーリング 闇からの声

コーリング 闇からの声
柳原慧 著

死者がでた部屋の片づけをする特殊清掃屋を営む零と純也は、依頼を受け、あるアパートの清掃をすることになった。
今回の仕事は、部屋の住人、島津恵美が自殺し、ドロドロに溶け、遺体の痕跡が残ったままの風呂場の清掃だった。
霊感がある純也は、そこで何かを訴えかけるような生前の恵美の姿を見てしまう。
ある会員制のサイトに恵美の名前を見つけた純也は、零と共に、恵美の死の真相を探るべく動き出す。


結構怖くて気持ち悪い話です。
幽霊が見えるという設定になっていますが、ホラー小説というよりはミステリ小説です。
あるサイトから、恵美のネット上の友人にコンタクトをとり、そこから彼女の人間関係を洗い出していきます。
パスワードを探り出す様子などから、サイバーものかと思いきや、やがて美容整形の話が飛び出し、狂牛病の話にまで発展していきます。
ここで語られる話がどこまで本当なのかわかりませんが、かなり怖いです。幽霊なんかよりずっと怖いかもしれません。
怖くて気持ち悪いミステリ小説が好きな人にはおすすめです。


テーマ : オススメの本の紹介    ジャンル : 本・雑誌

夏光

夏光
乾ルカ 著

利き腕を失った友人の退院祝いに、一杯やろうと、彼のアパートを訪ねた長谷川は、刺身と鍋をごちそうになる。
今まで食べたことのない味のそれを前に、友人は飼っていた金魚の話を始める。
金魚は今どこに?可愛がっていた猫は?彼はなぜ腕をうしなったのか?
食べるほどに湧き上がる食欲。そして驚愕の真実が明らかに!

短編集です。第一部に「め、くち、みみ」第二部に「は、みみ、はな」とあり、全部で6つの短編で構成されています。
なぜ一部と二部に分かれているのかがわからないのですが、どれもグロテスクな話ばかりです。
なかには悲しい話や、ちょっとだけほっとする話もありますが、それらの話もグロいです。
全部身体のパーツが関係してる話です。生々しい描写は実にお見事で、食欲をなくします。気持ち悪い話が好きなひとにおススメです。

テーマ : オススメの本の紹介    ジャンル : 本・雑誌

サイレント・キラー

サイレント・キラー
結城五郎 著


医師の楠木真史が失踪し、数日後、安否を気遣う妻の志乃のもとに、一本の電話がかかってくる。
真史が拉致されたことを告げるその電話は、聞き覚えのない女の声だったが、志乃は会う約束をとりつける。
志乃の弟で、医師の耕平は、電話の件を姉から知らされ、自分も同行しようとするが、受け持っていた患者の容体が急変し、約束の時間に遅れてしまう。
急いで駆け付けるものの、姉の姿はなく、義兄の真史に続き、姉の志乃までが行方不明になる。

警察に掛け合うも、単なる失踪者として処理され、まともに取り合ってもらえない。
真史の失踪の原因が仕事にあると考えた耕平は、素性を隠して彼が勤務していた病院に、医師としてもぐりこみ秘密を探りはじめる。そして近年異常に患者数を増やしているある病気のことをしる。はたして彼らはなぜ姿を消したのか!
真史がカルテに書き残した「サイレントキラー」とは!!


病院にもぐりこんだ耕平は、誰が敵なのかわからない状態で、危険な調査を開始します。病院のスタッフたちが、みんなどこかしらあやしく思えて、気づかれはしまいか!と、なかなかハラハラさせられます。でも、ちょっと悲しい終わり方だったかな〜。

テーマ : オススメの本の紹介    ジャンル : 本・雑誌

リターン

リターン
五十嵐貴久 著

ホラー小説「RIKA」の続編です。
敬馬山に続く道路わきの斜面から、両手両足が切断されトランクに入れられて遺棄された男性の遺体が発見されます。
被害者は10年前にリカという女から、壮絶なストーカー被害を受け、警察が彼女を追う中で、切断された手足だけを残し失踪した男性だとわかります。
リカはこの時、追い詰められ、刑事に撃たれるも、病院に搬送される途中で、警官と救急退院を殺害し逃亡。
男性の遺体の状況から、失踪から10年、身体を損壊されながらも、リカによって生かされていたことが判明します。

10年の時を経て再び姿を現した猟奇犯を、コールドケース捜査班の尚美が、執念で追い詰めます。

前作を読まずとも楽しめますが、できれば、前作「RIKA」 から読んでもらいたい。
話はテンポよく進み、とても読みやすいのですが、なにしろグロい。
真夏の夜におすすめの作品ですね。

感染夢



感染夢
明野照葉 著

一家を殺害して自らも命を絶った従兄の葬儀に、親族として参列した主人公阿波隼人は、参列者の中に、見覚えのある女の姿を見つけます。
女の正体が思い出せない隼人でしたが、葬儀の直後から、隼人は悪夢にうなされるようになり、さらに恋人の理恵子までもが同じ悪夢を見ていることを知らされます。
そんな中、従兄の葬儀でみかけた女が隼人のマンションの隣の部屋に越してきます。
一家を惨殺した従兄の謎の行動のうらに、女の姿があったことを知った隼人は、理恵子とともに、その女の正体と事件の裏に潜む秘密を調べ始めます。

この物語は、大分県のある山間の林道工事で、古びた社を壊し、なにやら封印らしきものが解かれてしまうところから始まります。
社にはいったい何が祭ってあったのか?長い年月を経て解き放たれた怨念の正体とは!

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