ホラー - 風来の森日記 -

風来の森日記

本の紹介、自作ゲームの制作日記

 
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プロメテウスの涙

プロメテウスの涙
乾ルカ 著

精神科医、北嶋涼子のクリニックを、彼女の幼いころの友人、野村小百合と娘のあや香が訪れる。
小百合の悩みは、ときおり人格が変わったように奇声をあげたり奇妙な動きをする娘のことだった。
それまでの資料から、疑わしい疾患の可能性は早々に否定されたが、小百合が再現したあやかの発作時の動きを見て、ある症例を映したビデオ映像が頭をよぎる。

涼子は、かつてその映像を一緒にみた、同期の精神科医でアメリカにすむ友人、浅倉祐美に確認をとる。

そのころ祐美は、ある死刑囚のカウンセリングを行っていた。その死刑囚は過去に二度も刑の執行が行われたにもかかわらず、死ぬことはなく、今も全身を癌に侵され、それでもなお死ぬことがでずにいた。

限られた情報のやり取りの中で、涼子の患者あや香と、祐美が担当する死刑囚の間に、奇妙な接点が浮かび上がる。
あや香の奇行の原因は!
死刑囚はなぜ死ぬことができないのか!


小さい子が、突然おかしくなる様子は、映画のエクソシストを連想させます。
意外にも科学を超越したところに向かっていきますので、医学ホラーといっていいのかわかりませんが、謎めいた部分を少しずつ解き明かしていくところは、ドキドキして結構怖かったです。
デビュー作「夏光」は一グロテスクな内容だったのですが、こちらは内側から少しずつ恐怖感がわいてきます。


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綺譚集

綺譚集
津原泰水 著

イシダイッセイがヒロスエリョウコから石を投げつけられ・・・
ソリマチタカシという無暗やたらと乱暴なやつがいて・・・
チワワ殺しを同じクラスのカンノミホと共に見物して・・・
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こんな奇妙な話を含めた15話の短編集です。
猟奇的な話もあれば、不思議な話もあり、でも全体通して気持ち悪くて、ちょっと怖さがある小説です。
なにより死んだ後の様子を、どうしてここまで生々しく描写できるのか不思議です。
腐っていく自分の躯を、何度か観察したことがあるんじゃないのかと思ってしまうほどです。

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黒い家

黒い家
貴志祐介 著

保険会社に勤める若槻は、ある日、菰田という客の家に呼び出される。そこで子供の首吊り死体の第一発見者となる。不審なその事件に警察も動くが、その間、遺族である菰田夫妻から執拗なまでの生命保険の支払い請求が繰り返され、若槻を悩ませる。
保険金殺人の疑いをぬぐいきれない若槻は、独自に菰田夫妻の調査を開始するが、彼を待ち受けていたものは悪夢のような恐ろしい出来事だった。

保険会社の裏事情や心理学など、専門的な話もでてきます。
犯罪者を生み出す要因に、環境汚染によるDNAの損傷をあげるなど、かなり深いところまで掘り下げて犯罪者を分析するようなくだりが語られているため、長い話になっています。
しかしホラーとしての見所である、逃げ惑うようなシーンは、最後のほうまで出てきません。
それまでは心理的に追い詰められていく様子が描かれています。その分最後でいっきに恐怖が爆発します。
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キタイ

キタイ
吉来駿作 著

第6回ホラーサスペンス大賞、大賞受賞作品です。

ある森に死体を埋めて七日過ぎると、死体に青い球体が現れる。それを別の人間に食べさせれば、死体が生き返る。
中国に伝わる死者の復活術「キタイ」を使って、18年前、少年たちは仲間の一人、葛西をよみがえらせようとした。しかし、それは失敗に終わり、彼らの人生は大きく狂うことになった。
ある者は自分が葛西であると錯覚し、またある者は幽霊の声や臭いに悩まされる。キタイにかかわった人間はことごとく不幸な人生を送り、そして18年が過ぎたとき、死んだはずの葛西が彼らの前に姿を現した。

復活した葛西は、なぜかキタイにかかわった人間を殺しはじめます。次々と仲間が殺されていく中、かつて逃げるように香港に渡った、深町が中心となって話が進んでいきます。
霊的なものではなく、「13日の金曜日」のジェイソンのように、はっきりと実体を持った存在に追われるサスペンスもので、途中、残虐シーンがかなり多いので、気持ち悪くなるかも。
キタイとはいったい何なのか?最後はその謎が解き明かされます。

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呪いの花園 幻影稼業

呪いの花園 幻影稼業
赤川次郎 著

ちょっとホラーっぽい不思議な話を集めた短編集です。
「悪夢」を売った人の話や、パソコンの中の女性と交際する男の話、家の隅を好む幽霊の話等。
ホラーと言っても、怖い話ではありません。ほのぼのしたり、ちょっとミステリアスだったり。手軽に楽しめる一冊です。


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