サスペンス - 風来の森日記 -

風来の森日記

本の紹介、自作ゲームの制作日記

 
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三つの名を持つ犬

三つの名を持つ犬
近藤史恵 著

自分の不注意で、愛犬でタレント犬のエルを死なせてしまった主人公の都は、仕事を失うことを恐れ、エルの身代わりを探すことに。
しかしそれが悲劇を招き、都は大きな罪を背負うことになります。
ちょっと切ないミステリ小説です。




テーマ : 読んだ本。    ジャンル : 本・雑誌

灰色のピーターパン

灰色のピーターパン
池袋ウエストゲートパーク?
石田衣良 著

池袋ウエストゲートパークの6作目です。
有名なお話なんで、いまさら詳しく説明するまでもありませんが、今回も街のトラブルシューター、マコトが活躍します。
危ない商売で荒稼ぎする小学生からの依頼や、政治家がらみの問題までなんでも解決しちゃいます。
4話収録していますが、本作品は血を見る話がないので、安心して読めます。

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迷宮遡行

迷宮遡行
貫井徳郎 著

ある日突然愛する妻が姿を消してしまいます。行方を探す迫水の前に立ちふさがる暴力団員らしき男達。
ようやく妻の知人男性を捜し当てますが、彼は何者かに殺されてしまいます。
調べるほどに、自分の妻が何者だったのか、わからなくなってきます。妻の失踪の裏には、何が隠されているのでしょう。



迫水が面白いです。リストラされた気弱な人間ですが、ヤクザに脅されても、どこかとぼけた対応をするので、大変な事態なのに、緊張感が伝わらず、とにかく笑ってしまいます。
しかし事件が核心に迫るにつれ、文章全体が引き締まって、緊張感が漂い、ジョークからシリアスに、がらりと様変わりします。
最後は、ちょっと・・・やりきれない気持ちになっちゃいます。

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錆びる心

桐野夏生 著

朝起きると、夕べ一緒に呑んでいた友人は、バツがわるそうに、そそくさと帰っていった。
そして妻は置き手紙を残して家を出ていた。
あまりの酒乱ぶりに、ジェイソンというあだ名までついていたことを知った男。
自分だけがしらない、自分のもう一つの顔とは!
他5作、全6話の短編集。

勝手に衝撃的なオチを期待してしまうのですが、案外さらりとしていて肩すかしをくらいます。
その落差が楽しめます。
前半で今後の展開を期待させるような話をしておいて、そのまま普通に終わっていくところに不気味なリアルさを感じます。

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闇の底

闇の底
薬丸岳 著

幼い少女を狙った悲惨な事件が起こるたびに、過去に同様の罪を犯したものが惨殺される。犯人はサンソンと名乗り、幼い子供を狙う犯罪を抑止するために、これからも殺人を犯すという犯行声明をだす。
それでも繰り返される犯罪。市民の中にサンソンを支持する者さえ現れる中で、警察はサンソンを逮捕することができるのか。


幼い子供を狙った犯罪、警察と犯人の視点を切り替えながら進んでいく展開など、貫井徳郎さんの「慟哭」に似た雰囲気があります。(どちらが先に書かれたのか知りませんけど)
慟哭は時間のずれを使った叙述トリックで、最後は衝撃の結末でしたが、こちらは外国のホラー・サスペンスのようなラストです。
幼い時に妹を殺されている刑事。共感すら覚える犯人が、実は○○○○○だったとしり、それでも犯人の誘惑に負けず、刑事の魂を見せるのか!な〜んて日本の刑事ドラマのような展開を予想してたのですが、いやいや、なかなかどうして。

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